モモ を読んで(読書感想文)

モモ  『ミヒャエル エンデ作』

を読み終わりました。最初、確か5分の一くらい迄は正直そんなに面白くなくて、最後迄読む自信を失いかけました。しかし、中盤から面白くなり 読み進めると減っていく残ページが寂しくなりました。

板チョコ1枚買って、ちょっとずつ割って食べていくとなくなっていくような感覚です。

最後の方は小さく小さく割って食べました。


モモは、読んでいると自分が何歳だったのかわからなくなります。12歳の様な19歳のような、65歳のような

まあ、幾つでもいいのです。私は私です。


また、読んでいて特によく思い出したことがあります。19歳、20歳位の私が強く囚われていた思いです。

大人になるということは、自分らしさを全くなくして、社会に適合すること

大人になんかなりたくなかったし、子供のころに集めたガラクタみたいな大切なものを、全てひっくり返してブラックホールに捨てなければならない様な心境で、何かを泣きながら引きちぎる感じで辛かったです。


いつからか 自分と自分らしいを和解させて、朗らかに過ごすことができる様になりました。

大人になることは素晴らしい事です。もっと更に大人を、深めたい。


眠いから今日はここまで